浪人(大学)

浪人生へ 宅浪か予備校か

2021年6月1日

どうも、こんにちは、H.R.です

今回は一年のしんどい受験生活を終えて、志望校に合格することができなかった、受検に失敗してしまった、という方達向けにこれからどうすればいいのか、これから先の道しるべになるようなことを僕の経験を踏まえてまとめていきます。

僕は受験に一回落ちてから予備校に行くかどうか迷ったものの、宅浪することに決めて合格しました。少しでも参考になれば幸いです。

おそらくこのページを見ているということは浪人することを決めて、予備校に行くか行かないか迷っている人達だと思います。

結論から述べると予備校はおすすめしません

 

おすすめしない理由その1

 

まずかなりの額のお金がかかります

僕の知っている大手予備校には駿台や河合塾、東進ハイスクールなどがありますが、どれも高いです。

僕は大学受験に失敗して予備校に行ったほうがいいのかなぁと少し不安になったので、大手予備校の高卒コースの説明会を受けに行きました。

説明会自体はそれほど長くはなくて、要点がまとめられていて分かりやすかったという印象がありました。しかし、大事なところはそこではありません。自分自身が予備校に行くべきか、行かないべきかを決めることができたかどうかです。

説明会で驚いたのはその一年間で必要な金額です。一年でおよそ100万円。これは高い。

しかもこのおよそ100万円という額は夏期講習(夏休みにある授業)、冬期講習(冬休みにある授業)、直前講習(私立受験、二次試験の前にある大学別特化型授業)を含みません。

もし夏期講習などの特別講習を含む金額を計算すると120万円ほど行くのではないでしょうか。(個人差あり)

100万円という額は僕にとってかなりの額でした。自分が浪人したために親がその大金を一年間勉強するために支払ってくれるのは少し心が痛みました。アルバイトをしてから気づきましたが100万円を貯めるのにはかなりの時間を要します。そのため今となっては宅浪したという決断は良かったと思います。

もちろん予備校はそこまで意地悪ではなくて半年後から、つまり途中から入塾できるよとも教えていただきました。半年後から(カリキュラム上ちょうど真ん中ほどから)予備校に入った場合、学費は半分の50万円に抑えられます。しかし、その場合「途中からだから結構頑張らないといけないよ」とやんわりと言われました。

予備校は一年で約100万円かかる

 

おすすめしない理由その2

 

予備校の授業は普通の授業と大差ありません。予習として問題を解き、授業で先生が解説し、それをノートにまとめ、復習する。これが繰り返されていきます。(実際に夏期講習、冬期講習、特別講習を受けた僕だから分かります。)

周りの友達が予備校に行っていて、分かりやすいと言っていたため予備校って「すごいのか」と僕も最初は思っていました。しかし授業を受けてみると案外普通です。もちろん解説はわかりやすいですし、校舎もきれいですが...

また、予備校は自身が出版する問題集だったり、授業で使う教材じゃないと質問対応を受け付けてくれません。もし、自分が選んだ問題集を自学自習用に使っていて、そこで分からなかった問題の質問をしようとしても講師陣は対応してくれず、代わりに大学生であるチューターが対応してくれます。もちろんそこにいるチューターは難関大学に合格した猛者たちである場合が多いですが、彼らは教えるプロではありません。チューターは勘弁!!という方には予備校をおすすめしません。

カリキュラムについてですが、予備校のカリキュラムは前期(半年間)・後期(半年間)で分かれており、前期は全て復習に時間が充てられます。(もちろん二次対策もありますが、それは別途費用がかかります。)4月から7月までが復習期間となっていますが、僕は「長っ!」と思ったので「自分でできるじゃん、お金がもったいない」と思うようになりました。

予備校の授業は詰め込み型です。予備校の授業が分かりやすい、これで成績が伸びる!!と思っている方は予備校に行った方が自分のためになるとは思いますが、同じ詰め込み型の高校の授業で頑張ったのに思ったほど成績が伸びなかったという人達には宅浪の方が良いかもしれません。

予備校の授業に何かを期待して予備校に行こうと思っているのであれば、一回試しに体験授業を受けてみるといいと思います。そうすれば予備校の授業が実際にどのように進められて、自分がその授業内容、進め方に対してどう思うかがわかると思います。人によって感じ方が違いますし、行ってみないと分かりません。是非、やってみましょう。

予備校に行った知り合いからの話によると、予備校に通う高卒生は授業に出席せず遊びに行ったり、授業は出席せず自習室で自分のやりたいことをやるようになるそうです。

結局授業を取っていても受講しない、自習室に行くようであれば一年間で100万円という大金をドブに捨てることになってしまうので、予備校に行くと決意したらお金と時間を無駄にしないようしっかり授業を受けましょう。

授業は分かりやすい、しかし自分でまずは確かめに行こう

おすすめしない理由その3

 

予備校に行くと縛られます

月曜日から金曜日までカリキュラムが自動的に組まれてしまうため、自由が制限されます。授業に出席しないと最悪の場合、親に通達が行くと予備校に行っていた友達が言っていました。

このような現実を知ると、予備校に通う高卒生が授業に出席せず遊んでしまう気持ちが分かります。

僕は宅浪でしたが集中力は思ったほど続きませんでした。夏になるまでにはだらけてしまいます。

しかし、これは悪いことではありません。人間として当たり前の事です。ずっと何かをし続けるのは難しいことなのです。

そのため自分がだらけることを前提として行動しなければなりません。

具体的に言うと、月曜日から金曜日までみっちり勉強するのではなく、この日はべんきょうをいつもの半分にして友達と遊びに行ったり、運動したりする時間を作るといった工夫をしましょう。

そうでもしないと人間ストレスがたまります。(コロナ自粛で実感したのではないでしょうか)

よく遊び、よく勉強しろ

予備校は縛られる

最後に

以上の三点は僕が宅浪することを決意した主な要因です。

人によって受験に打ち勝つための戦略は異なるため、自分がコレだ!と思った方にしましょう。予備校に行くでもいいですし、僕とおなじように宅浪でもいいと思います。

一番大事なのは、今自分の置かれている状況をしっかり理解してどの道に進むのが一番自分にとって利益があるのかを考えることです。

しっかり考えて選択しましょう。

  • この記事を書いた人

H.R.

京都大学に通っている現役の大学生です. 学生・英語学習者に有益な情報をアップしていきます. 経済学部で留学希望.(留学先は決定済み) 帰国子女や留学経験者に賞賛されるほどの英語力持ってます.

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