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交換留学の単位交換制度の実態

こんにちは、H.R.です

今回は一年間の長期米国交換留学に行った際の単位交換制度が実際どうだったのかについて説明していこうと思います

まとめ

  • シラバスが必要
  • 思ったより単位が交換できない

それでは以下説明していきます

そもそも単位交換制度とは何?

大学で交換留学プログラムを通じて海外の大学に留学しに行った場合、日本の大学と留学先の大学(協定校)が単位交換制度を設定していることがあります。その制度下では海外大学の授業を通じて得た単位を日本で通っている大学の単位を交換し、海外大学での単位を日本の大学の卒業に必要な単位に換算することができます

例えば、イギリスの大学であなたは単位を30単位獲得したとしましょう。そしてあなたは帰国後単位交換制度を利用して日本の大学に必要な卒業単位を増やそうと試みます。単位交換制度を利用する前はイギリスの大学での単位が適用されていなかったのであなたの総獲得単位数は100単位でしたが、単位交換制度を利用後あなたの総獲得単位数は100+30=130単位となり、無事卒業要件を満たし晴れて卒業することができました。...というイメージです。

単位交換制度の実態

それではここから私の体験談を載せていきます

アメリカ合衆国での留学中に私は合計27単位を獲得しましたが、京都大学で単位交換制度を利用して交換できた単位数は合計10単位でした.....少ないっっっっ!

詳しく説明していきます

アメリカで私は主にビジネスや経済などの授業を中心に受講しました。また他にも大学で第二外国語として中国語も勉強していたので、中国語の授業も履修していました。

つまり、ビジネスや経済の授業で得た単位+中国語の授業で得た単位=27単位でした

しかし、単位交換制度は交換できる単位数に制限があり、また全学共通科目(一般教養)と専門科目のどちらかにしか換算できません。つまり、全学共通科目か専門科目のどちらにも割り振ることができない科目は単位として交換できず、単位交換数に上限が設定されているため適当に全ての単位を交換することはできないというわけです

そこで私は専門科目として分類できる授業(経済学部に所属しているため経済や経営に関連する授業が専門科目として認定されました)だけ単位交換の申し込みをしました

この時点でビジネスや経済の授業で得た総単位数は18単位でした(これが後々10単位として計上されました)

さて、ここでもお察しの通り18単位が18単位としてそのまま換算されるわけではありません。京都大学の一学期における一授業の授業時間と比較してアメリカの大学の授業時間はどうだったのかが審議されます。

もしここで京都大学の一学期における一授業の授業時間>アメリカの一学期間中の大学の授業時間となれば、単位認定されません。例えば京都大学の一学期における一授業の授業時間が一週間90分×14週間=1260分だと仮定すると、アメリカの一学期間中の大学の授業時間が1260分よりも短ければ単位交換をしてもらえません

というのも前提として京都大学での勉学に重きを置き、留学で得た単位というのはあくまでも補足的なものにすぎないという考えがあるからです。そのため留学先での単位数交換については厳しく審査され、京都大学は可能な限り学生から単位を搾取しようとします

結果として留学先大学の一学期の授業時間は

一週間75分×2(一週間に二回授業がある)×14週間=2100分という計算になり、2100分>1260分なので単位認定されました

残念なことに留学先大学は一つの授業につき3単位でしたが、京都大学では2単位として換算されました...

最終的に単位交換制度を利用して10単位獲得することができました。(留学先の単位は15単位分を申請しました)

忘れてはならないシラバス

単位交換制度を利用する際には留学先の履修登録記録、Academic Schedule、そしてシラバスが必要です

履修登録記録やAcademic Scheduleは留学先の大学のWebページに記録が残ったりしていて入手は簡単ですが、シラバスを獲得するのは大変でした。私の大学がそうであったようにアメリカの大学のほとんどはシラバスをインターネット上で配布しています。私はシラバスを自身のパソコンにダウンロードしていなかったので、経済学部教務課から単位交換制度を利用する時にシラバスが必要になると知り、急いで取り寄せました

シラバスは留学先大学の授業が始まれば真っ先にダウンロードして保管しておきましょう

 

単位交換制度を利用してこの記事を読んでいる皆さんがなんとか単位を獲得することを祈っています

 

 

  • この記事を書いた人

H.R.

京都大学に通っている現役の大学生です. 学生・英語学習者に有益な情報をアップしていきます. 経済学部で留学希望.(留学先は決定済み) 帰国子女や留学経験者に賞賛されるほどの英語力持ってます.

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