こんにちは、H.R.です
今回は僕自身が予定通りことが進めば2021年の夏からアメリカに海外留学に行く予定なので、それに伴って必要となってくる奨学金について、僕が候補に入れたり、少しでも考えたモノについて解説していこうと思います。この記事を書いている今、僕は大学二回生です。本当は二回生の時に留学にいくつもりでしたが、コロナで延期しました。
京都大学には様々な奨学金が存在し、自分にあったものを選んで奨学金を勝ち取りにいきましょう!
まずは奨学金額が大きいものから行きましょう。
村田海外留学奨学金
村田機械株式会社の創業者である故・村田禎介の偉業を記念し、「向学の徒に広く海外雄飛の機会を与えたい」との遺志を継ぎ、1970年(昭和45年)に村田純一・村田機械株式会社社長(現会長)によって設立されました
とホームページには書かれてあります。
村田機械株式会社は京都に本社を置く、京都を代表する企業です。面接もすべて京都で行われます。
この奨学金は学部生、大学院生、准教授、教授の誰にでも応募資格を与えており、かつ必要な資金は全て拠出するというなんとも太っ腹な奨学金です。最初この奨学金案内を見たとき「スゲー」と思いましたが、よく調べてみるとやはりこの奨学金応募は超難関です。ホームページにも記載がありますが、過去の奨学生の声というページに目をやりますと、なんと過去奨学金を手にした人々はすべて大学院生かそれとも教授レベルの方々ばかりで学部生とおぼしき人はいませんでした。しかも留学先大学がハーバード、ケンブリッジなど有名大学ばかりです。応募申請用紙に過去の研究内容などを書く欄があって、そこに功績を残した人たちは自分のアピールポイントをかけますが、僕は現在大学二回生、到底太刀打ちできるモノではありません。
もちろんなんとか頑張ってその用紙を埋め、応募しました。応募期間は九月頃に締め切りが設けられています。コロナ期間の暇な時間を精一杯費やして、自分なりにレベルの高い応募申請用紙を作り上げたと思いました。しかし、結果は当然ながら不合格。当たり前ですよね、周りのレベルが高すぎますし、研究でなにかしら輝かしい功績を残している人たちと比べると僕はただのペーペーですもん。
毎年100人ほどが応募するようで、僕は最初の書類審査で落ちました。これはしょうがないです。
学部生にはおすすめしない奨学金です。
次は二番目に額が大きい奨学金です。
経団連グローバル人材育成スカラーシップ
この奨学金は経団連が主催するもので、将来日本企業で働くグローバルな素養を持つリーダーなどを育成する目的で作られた奨学金です。学部生、大学院生が応募出来ます。この奨学金は大学を指定しているようで、2021年度版では62校の大学に的が絞られています。募集人員は20名、一人につき200万円支給です。額がでかいですねー。
過去の奨学生がどのような人たちで、どのような事を思って留学しようとしたのかについての情報をインターネットで収集することが出来なかったのが残念です。
この奨学金はA)留学で語学力の向上以外に達成したいことはなにか、B)今までの学生生活で頑張ったことの二つを応募時に日本語で書かないといけません。僕は自分の留学で勉強したいことを中心に(A)の部分を書き上げ、(B)では主に大学生活で周りとの交流によって得られた知見などを元にまとめました。海外でしか勉強できない、将来のためにこの留学が必要なんだとアピールしましたが、結果は一次審査(書類選考)で不合格... いやー、とても悔しいですね。
めちゃくちゃ考えてきれいに字数以内にまとめたにも関わらず、落選とは...。精神的にきますね。自分より優秀なやつがいたかと思うと、自分は負けたのか....と感じ、より精神的ダメージが来ます。今となって振り返ってみると、もう少し具体的に将来の日本経済にこのように貢献できるのだと、このような日本のグローバルリーダーになりたいのだと、アピールしておけば良かったのではないかと思います。
自分の魅力をアピールする力が僕にはまだまだ全く足りないと気づかされる良い経験になりました。(自分に魅力がある前提で考えてます)
学部生は応募すべき奨学金だと思います。募集開始、締め切りがともに夏頃なので気をつけましょう。
次は3番目に額が大きい奨学金です
TOMODACHI住友商事奨学金
この奨学金は一年間アメリカに留学に行く学生に限られますが、180万円支給してくれます。途中でニューヨークにある住友商事米州本部で講習を受けることにもなっているプログラムです。かなり魅力的です。(僕はアメリカに一年間交換留学に行くので)かつては旧帝大と他の国立大学のみに大学を指定していましたが、どうやら今回(2021年度)の募集要項をみると、すこし指定大学の枠が拡張され、これから募集大学の幅を拡大していくことが示唆されています。募集開始は例年12月初旬です。
過去の奨学生の声というページがこのTOMODACHI住友商事奨学金プログラムにはあって、そこでどのような人たちがどのような目的で、どのような事を考えて留学に行ったのかを少し垣間見ることが出来ます。この奨学金に応募しようと思っている人たちにとってかなり役に立ちます。
提出書類はエッセイ、日本語のエッセイ要約、その他必要な事務的書類のみです。エッセイは英文で800~1200字までの範囲で、留学中達成したいことなどの他に四項目書かなければならないことがあります。1200字までで五項目はあまりにも少ない...せめて2000字は欲しいところです。英語のスコアに制限はありません。
TOMODACHI住友商事奨学金プログラムのページへジャンプ
僕はこのTOMODACHI住友商事奨学金に絶対に応募するつもりです。勝ち取りに行きます。書類を提出するだけで合否が決まるので、手を抜くことは一切出来ません。過去の失敗を元に自分の文章を推敲し、さらなる高みに持って行きます。
また結果は後日報告します。
やるからには自分の持つコネを最大限に活用して、一ヶ月全力投入して完璧なものを作り上げようと思っています。
次は4番目に額が大きい奨学金です。
官民協働海外留学支援制度 -トビタテ! 留学JAPAN 日本代表プログラム-
地域によって給付金額が変わりますが、月額16万円か12万円がもらえます。留学準備金はおよそ20万円支給してくれます。1~3番目の太っ腹な奨学金同様、この奨学金も選考が厳しいでしょう。この奨学金プログラムは他のものとは違って実践活動というものを重視していて、留学中にインターンシップやボランティアなど自分が現地で実際に活動する計画を留学計画書に書き込み提出しないといけません。語学に自信が無い人たちにはボランティアなどが最も実現可能な実践活動ではないでしょうか。(僕だったらボランティア一択です。)
過去の奨学金受給者の紹介ページも参照しましたが、このレベルの実践活動で奨学金を勝ち取ったの?とかこのような高い意識を持った人だから受給資格をもらえたのか~など、見ただけではどのように実践活動計画を提出すればいいのかを明らかにすることはできませんでした。実践活動と言われるだけではどのような計画が望ましいのかが分からないのでもう少し実践活動の先例などを見せていただければかなりありがたいですね。
毎年400人ほど募集しており、大学全国コースと大学オープンコースの二つがあります。日本学生支援機構が設定している第二種奨学金の受給資格を満たす人たちのための枠(大学全国コース)がおよそ360人ほど(9割)、資格を満たさない大学オープンコースは残りの一割、40人ほどの枠があります。家庭の収入が低い人ほどチャンスがあります。
個人的にはTOMODACHI住友商事奨学金プログラムとこれを同時に応募出来たらいいなあと思っていますが、おそらく片方一方を選ばねばならないでしょう。
次からは平均的な金額がもらえるものです。
阪和育英会奨学金
月額7万円がもらえ、他の奨学金と併用可能な大阪の奨学金です。別に大阪に住んでいることが条件ではないので安心してください。将来は研究職ではなく、実業界に参入したい人を求めています。この奨学金は大学で超少人数しか推薦できないのでまず、自身の学部内で選考があります。留学計画書と奨学生願書を提出しなければいけません。
僕は上記にあるアメリカ留学専用のTOMODACHI住友商事奨学金プログラムに応募したかったので諦めました。学部内で推薦され、大学の代表として推薦されると、それ以上他の奨学金には応募出来ないようなので気をつけましょう。額的には日本学生支援機構が主催する給付型留学奨学金と額は同等ではないでしょうか。
公益財団法人みずほ国際交流奨学金
一年間の留学、理系ではなく文系であること、大学から一名の推薦と資格が決まっています。これらの制約から少しきついものとなっています。大学から一名のみの推薦とあるので、阪和育英会奨学金と同様、まず学部内で選考があることは間違いありません。理系の皆さんは申し込めません。一年の留学という制限もキツいものとなっております。
僕は申し込みません。(個人的に日本学生支援機構が主催する給付型留学奨学金の方が条件が良いと思います。)
この奨学金を選ぶメリットがあるとすれば、それはもし自分が大学から推薦され、実際に奨学金を獲得することが出来た場合、それは自分の能力の証明になり、就職活動の時に活きることではないでしょうか。
日本学生支援機構の給付型留学奨学金
地域によりますが、北米、ヨーロッパなどの大都市では月額10万、それ以外は7,8万円、アジア圏だと6万円支給されます。留学準備金16万円(指定収入基準を下回れば)をもらうこともできます。
僕は申し込んだことがないので詳しいことは言えませんが、大学に書類を提出するだけなので、他のものと比べればまだ簡単な方ではないかと思います。
奨学金を考えている人の一助となれば幸いです。
ありがとうございました。
fin