こんにちは、H.R.です
今回は京都大学で生き延びるために必要な単位についての知識を発信していこうと思います。
そもそも単位とは?
大学一回生の新しく京都大学に入学するみなさんは高校まで何も考えずに生きてきているはずなので、単位についてはおそらく何も知らないでしょう。単位とは授業で合格点以上の成績を修めた場合にのみ分け与えられる大学卒業に必要なピースの一つです。
分かりやすいように例を挙げましょう。
京都大学では全学共通科目(旧:一般教養、略して般教)と専門科目の二種類の授業が提供されています。ほとんどの一回生はまず全学共通科目(般教)を一回生の内に多く履修(授業を受講)しようとします。
ここであなたは全学共通科目のうち心理学という授業を履修したとしましょう。全学共通科目は一週間に一回、90分の授業が14週分行われます。つまり14週間が過ぎれば、14回分の授業を終えてテストが始まるということです。
そしてテストで合格点以上の点数をあなたは獲得することができました。8月の後半頃に全学共通科目の成績開示が行われ、あなたは無事晴れて公式に単位を獲得したことを知ります。ここであなたが手に入れる単位は2単位です。(一週間に一回のペースの授業一つにつき2単位、一週間に二回のペースで行われる授業一つにつき4単位が割り当てられています)
ここであなたが卒業に必要な全学共通科目の単位の総数を見てみましょう。卒業に必要な全学共通科目の単位数は大体50単位以上です。つまりあなたは心理学という授業の単位を獲得したことによって卒業成績要件の単位の内4%を獲得したということです。(2÷50をすると0.04=4%となりますね)
ここでは心理学という授業だけにしか焦点を当てていませんでしたが、実際はもっと多くの授業を履修することになります。(心理学の授業一個だけが大学の授業全部ではありません)平均で大体単位を落とさなければ(テストで合格点以上たたき出せば)30単位ぐらいは取得可能です。つまり、30単位取得したとすれば、あなたは卒業に必要な全学共通科目の単位数のうち60%を取得したことになります
専門科目・全学共通科目とは一体...?
専門科目とは自分の所属する学部でしか取り扱わない専門的な内容を扱う科目のことで、全学共通科目とは一回生全員が受講しなければならない、主に自己の視野を広げるために設置されている浅く、広く学ぶための科目群です。
一回生にとっての専門科目は工学部で言えば「基礎物理入門」(間違ってるかもしれません)、経済学部で言えば「会計学入門」のような科目です。全学共通科目は外国語群、人社群などを含みます。
では楽に大学生活を送るためには?
一回生の内には全学共通科目だけでなく、専門科目のうちの入門科目(一回生でも履修できる専門分野の導入科目)も履修することが必須です。一回生のうちに入門科目を履修しておくことで二回生から始まる専門科目における学習や単位の取得で楽をすることができます。
二回生から始まる専門科目は一回生で学習した内容を元に授業が行われる場合もあるので、受講しておいて損はありません。
つまり、一回生での単位取得の方法としては入門科目を少し織り交ぜながらも全学共通科目で主に単位を取得していくというやり方となります。
単位を落とさないことに気をつけましょう。
単位を落とせば自分のGPAに影響しますし、留学に行きたい方はこのGPAが非常に大事になってきますので、決して単位を落とす(落単する)ことがないように!
単位を落としたらどうなるの?
単位を落としたらその受講していた授業をもう一度来年履修して単位を取得するか、諦めて他の科目で落とした分の単位を来期に取りに行くか、もういいやと自暴自棄になり単位取得を諦めるかの三択です。
外国語(語学)の単位を落としてしまうと再履修となり、来年もう一度同じ授業を履修しないといけません。再履修クラスというものが用意されていますので、そこに出向きましょう。
また留年要件というのも京都大学で定められています。一年間である一定数の単位を取らないと留年となるので気をつけましょう。(留年してもあなたは二回生になれます、一回生とは呼ばれません)
個人的体験談
僕は一回生の前期で落単しました。いやー、やっぱり一回も参加していない授業で単位を取るのは難しかったですねー。僕が単位を落としたその授業では参加していた多くの学生が単位を取得できませんでしたが。
周りができていないんだったら、多分授業に参加していても単位を取れたかどうかは分からないので、行かなくて正解でした。もし行ってたら時間の無駄ですね。
おわりに
今回は京都大学の単位について紹介しました。
次回の記事では京都大学の授業について紹介します!