こんにちは、H.R.です
今回はTOEFL ibTを勉強しようと思ったきっかけから今に至るまでの回顧録をこの記事にまとめようと思います。
もしこの体験談を「こいつは自慢している」と捉えてしまいそうな人は、これを読む前にページを離れることをおすすめします。(僕は自慢している気はないのですが、もし自慢と捉えられた場合に備えて述べておきます)
高校に入る前に英検二級を取得しましたが、高校で英検の勉強を続けようと思ってもなかなか身が入らず、勉強・クラブなどがあり、しんどくて英語の勉強が全然できていませんでした。
もともと海外に興味を持っていて「留学ってカッコいいなあ」と漠然と考えていたので、留学を視野にいれ始めたのは高校からですね。
そのときにお母さんが「英検なんてしなくていいからTOEFLを勉強しておいた方がいいよ」といったのが始まりです。といってもいわれてからすぐにTOEFLの勉強を始めた訳ではなくて、高校生活の間では英語の勉強は全くできませんでした。高校を卒業後、時間ができたのでそこからやっとTOEFLの勉強を始めました。
どれくらい何をやったの?
僕の勉強の仕方は至ってシンプルですね。まず参考書としてTOEFLの公式の青色の問題集を英語版で買いました。英語版で買った理由としては問題の解説を読むことでさえ英語を読む練習になると思ったからです。最初読んだときは読むのに少し時間がかかりました。なにしろ解説が多くて、細かく、丁寧なのはありがたいんですが、長かったので集中力がなかなか持ちませんでした。
で、そのTOEFLの公式英語版青色問題集を毎日二時間ほどやる(リーディングとリスニング)っていうのが僕のやり方でした。二時間ぐらいで英語を勉強するやる気と集中力が失われるので、二時間はちょうど良かったですね。で、二時間やって少し時間を空けたら’Reader's Digest’という英語の雑誌を一時間読んで英語のリーディングの練習です。英語の本って文法は平易だけど単語で知らないものが多く出てくるので、これをすることで単語力がつきました。それに集中力も。知識も付きましたね。(どうやって関節炎を和らげるか、防ぐかみたいな)
もっと勉強していればもっと良い点数をとれたかもしれませんが、僕にはそのとき他にも外に行ってやることがあったので、一日3時間がTOEFLにかけられる最大かつ最適な時間の量でした。
そして僕はこの勉強のやり方で5ヶ月弱ほど学習を続けました。(三月下旬から八月ぐらいまでかな?)同じ参考書、同じ問題を繰り返しやってましたね。7月ぐらいからは赤色の公式過去問題集英語版を購入し、実際に同じように時間を計ってやってました。
市販のTOEFL対策問題集は使ってなかったです。学校のTOEFLを勉強した経験のある先生がそれほど良いと言ってた訳じゃなかったので。あと、それほど勉強する時間があったという訳でもなかったので。
途中で一週間に一回のペースで学校のALTの先生にライティングの添削を頼みにいったり、他のALTにスピーキングの練習を手伝ってもらったりしました。
しかし、このままではスピーキングが全然伸びない、時間が足りないと思って一年後に延期することにしました。
僕はその当時浪人で暇を持て余していたということもあり、TOEFLの勉強をできていたのですが、八月後半から本格的に受験勉強を始めたためTOEFLは全く勉強できませんでした。(受験勉強は四月から少しずつやってました、やってなかったというわけではありません)
TOEFLを受ける前の半年間
さて、晴れて念願の京都大学経済学部に合格し、ここから僕の理想のキャンパスライフが計画していた通りに動き始めました。四月・五月は目一杯新歓を楽しみ、クラブに入部、大学に入って最速で留学するため一回生のときから留学について調べ上げ、留学の学内選考の申し込みに取り組みます。まあここまでは計画通りですね。
大学でもTOEFLの勉強ができればいいなくらいに思っていましたが、案の定、授業、クラブ、バイトの面接、遊び、などで時間はほとんどとれませんでした。(これも計画通りです)
大学の一回生の前期での最大の目標がスピーキング向上のためのパートナーとなる留学生捜しでした。これは浪人の時から思い描いていたので、留学に必要なTOEFLのため必須でした。
運良く同じクラスにいないかなとは思ったのですが、居ませんでした。(そのとき僕が受講していた英語で授業が行われているクラスには留学生が居なかったり、少なかったり、グループワークがないため話すことがありませんでした。)
しかし、望んでいたその瞬間は突然訪れます。(ホントに思いがけず、突然でしたね)
七月、テストがそろそろ近づいてくる頃、授業が終わって図書館に寄った後「さあ、帰ろう」と思っていたら図書館前にあるベンチに一人の留学生が座ってたんですね。なんか英語のネイティブっぽいなと思い声をかけてみました。(まあ正直かわいかったからというのもあります)思った通り、ネイティブでした。発音で分かりますよね。
そこでちょっとしゃべって連絡先を偶然(これはホントに偶然です)交換することになって、そっから話し始めました。
一度話して連絡先を交換すればそこからは流れに身を任せるだけで、その結果幸運にも英語の練習を手伝ってくれることになりました!いやー、このときはホントにラッキーでしたね。
英会話教室みたいな感じで英語の練習をするのではなく、お弁当を一緒に食べながら興味のあることを話す、主に漫画や京大についてって感じでやってました。そっちの国の話も聞けるので勉強にもなりますね。
これで計画通りに事が進み続けます。
TOEFL受験二ヶ月前!
TOEFLを受けたのは九月の中旬だったので大学の授業・テストが終わり、夏休みが始まる頃にはもうTOEFL受験まで二ヶ月を切っていました。夏休みが始まるまでも、そのネイティブの子とお昼ご飯を食べながら英語の練習をさせて頂きました。
夏休みが始まり、クラブとかが生活に占める比重が増してきたとき、もうその子とは無理かなと思っていましたが、どうやら暇だったらしくOKをもらうことができ、会話は続きました。お昼に食堂で食べながらって感じでやってましたね。夏の食堂はいいですね、クーラーが効いてて快適です。
しかし、その子は半年の京大での留学だったので帰ることになりました。
夏休みは大学受験みたいですが、最後の追い込みって感じでTOEFLの過去問のやり直しとかをしてましたね。クラブが終わってから涼しい図書館で勉強していたのでだいたい3時間ぐらいでしょうか、勉強していたのは。クラブが終わった後だったんで眠くて眠くて集中できませんでした。
ここで良いニュースが届きます。そのネイティブの子が連絡を続けたいと言ってきたので、電話で会話できることになりました!毎週やってましたね。
このままずっと勉強を続けていきました。
TOEFL受験当日
TOEFL受験の前日ぐらいまでクラブの合宿があったので、合宿の最終日はコンディションを整え、疲れをすべて取り除き、TOEFLで実力を最大限発揮するため早退させて頂きました。
TOEFL受験当日、会場に到着後、指定の階に行きます。入り口を抜けて受付に向かい、パスポートを提出します。(TOEFLを受けるにはパスポートがないといけません)自分の貴重品、私物は全てロッカーに保管、水分は先に摂取しておき持ち物はロッカーの鍵だけです。
試験教室に入り、パソコンと相対します。ここから試験の始まりです。
リーディングセクション
一回読んでみて「お!なんかいける」と思いましたね。勉強した甲斐がありました。僕の場合は大問3つが出題されていて、そのため全ての問題が点数に入るのでしっかりやりましたね。
リスニングセクション
リスニング音源を聞いてみて「おっと、これは無理...全然分からない」と直感で感じました。正直半分まで聞いてもよく分かりませんでした。
しかし奇跡が起こります。
なんとリスニングで分からなかった内容が前期で単位を落とした授業の内容とそっくりそのまま一致していたんですね。「ここ授業でやったところだ!」ってなりましたよ。(某ゼミみたいに)
そのままなんとか乗り切りました。
ライティングセクション・スピーキングセクション
特筆することはありません。何事もなく終わりました。
TOEFL結果
TOEFLの結果が大体2週間後ぐらいにメールで携帯に届きました。そのときは授業が始まる前の10分ぐらい前だったような気がします。
ドキドキしながら結果を見てみると、なんと100点!(R:29 L:26 W:22 S:23)満点が120点なので良いスコアです。100点あれば京都大学と協定を結んでいる海外の大学のうちスコアだけなら全ての大学に応募することが可能でした。自分は大体90ぐらいかな?と踏んでいたので、予想を上回ったことに少し驚いたのと、喜びでいっぱいでした。
すぐに母に伝えました。その日はウキウキが止まらなかったですね。
数日後に例のネイティブの子にも伝えました。喜んでくれました。
まとめ
リスニングセクションで前期で単位を落とした授業の内容が出てきてくれてかなりラッキーでした。TOEFLを受ける前はその授業で単位を落としたことは明確だったので、教授を恨んでいましたが今は感謝しかありません。谢谢老师!
·僕はラッキーボーイだったと思います。計画通りに事が進み、けがすることなく、周りの人たちからの助けももらって、ネイティブの子に出会うわ、授業でやった内容がでるわで本当に幸運でした。
この点数のおかげで留学が決まり、あとは出発するのみです。
賛否両論あるかもしれませんが、合計換算でおよそ半年でTOEFLを勉強し、初めて受けて100点を取ることができました。
僕の体験談のように学習を続けていれば必ず成果はでるので、「継続は力なり」です。努力し続けましょう。
P.S. 例のネイティブの子とはまだ毎週電話で会話してます。(かれこれ一年たちましたが)