留学

大学生が交換留学で必要なGPA(成績)はいくら?

2020年12月27日

こんにちは、H.R.です

今回は交換留学で留学に応募する際に必要な成績要件について解説していきます。僕自身2021年の夏から一年間アメリカ留学した経験があるので少しでも参考になればと思います。

こんな方におすすめ

  • 交換留学したいけど必要な成績ってどれくらい?
  • 最低限の成績を取るにはどうすればいいの?

目次

  • まずGPAとは
  • 交換留学に必要なGPA
  • どうやって楽にGPAを取るか
  • GPA以外に必要なもの

まずGPAとは

GPAとは英語でGeneral Point Averageといって、日本語でいうところの学校の成績です。中学校や高校で五段階評価(1~5)などがあったと皆さん覚えていると思いますが、大学での五段階評価がGPAだと考えていただければそれで大丈夫です。

GPAは五段階評価とは少し違い、大学の定期テスト点数を元に算出されます。具体的には

0点~59点 GPA=0

60点~64点 GPA=1.0

65点~74点 GPA=2.0

75点~84点 GPA=3.0

85点~95点 GPA=4.0

96点~100点 GPA=4.3   (京都大学のGPA算出法による)

となります。60点未満は大学のテストで不合格という意味で単位がもらえません。

正直GPAは普通に勉強して、過去問を見て試験勉強していれば京大生にとっては悪くないGPA(2.0~3.0)がとれます。ちなみに京大生の大半はGPA2.5ぐらいというのが肌感ですが、他大学ではGPA2.5はそれほどよくありません。就活でGPA3.0を取るのに苦労しましたというと、京大院卒の面接官は「まあ、京大では良い方だね」とおっしゃってました。

 

交換留学で必要な成績

交換留学をする際に必要なGPAは最低で2.5以上です。(もちろん大学によって要求するGPAが異なりますが、良いところに行こうとすると2.5は必要になってきます。)大学によってGPAの換算方法が異なるので、応募する際はしっかり計算しておきましょう。海外の有名私立大学だと3.0は要求されます。経済学部の授業で国際交流を担当している教授があるときこう言っていました。「GPA3.0であれば交換留学は絶対大丈夫。(TOEFLなどの英語試験は別で頑張らないといけないけれども)でもGPA2.7、2.8ぐらいだとTOEFLやIELTSで秀でた点数を取らないと学内選考において希望する大学に行けない恐れがある」と。ちなみにこのGPAは入学後から現在までの総合のGPA(累積GPA)の平均です。今年度のGPA平均だけ、ではありません。今まで全ての成績を提出しないといけません。

平均GPA2.5ってどれくらい?と思っている人もいるかもしれませんが、平均GPA2.5は平均的な学生が普通に大学に行って、大学で適当に勉強して、単位を取った場合にとることができる成績の数値です。

GPAが優秀かどうかの基準は?

上のリンク先に飛べばより詳しくGPAについて知ることが出来ます。

テストで80点ぐらいを平均的にとれればGPAは3.0ぐらい取ることが出来ます。

つまり、海外の有名大学に行きたければGPAは3.0は取っておかないといけなくて、そのため結構勉強しないといけないということです。私は海外の有名私立大学(必要GPA 3.0)に留学しましたが、留学に応募したときのGPAはギリギリの3.01でした。危ない危ない。単位を4単位落としていたので、その分がかなり影響されました。ちなみに私の大学4年生(留年したためホントは五年生)での累積GPAは今のところ3.14です。

どうやったら楽にGPAをとれるのか

GPAの楽な取り方は一年生の時に受ける基礎的な授業でめちゃくちゃ頑張って勉強して、良い成績を取っておくことです。留学は2,3,4年生の時に出発出来ますが、高いGPAが取りやすいのは1,2年生の時だけです。学年が上がるにつれて授業内容も難しくなり、少ない時間で勉強を終わらせることが不可能になってきます。テストもどんどん難しくなり、良い成績が取りにくくなってくるので、1,2年生の時だけがチャンスです。

国立大学の学生さん達は一年生の時に一般教養(京大では現在全学共通科目)と呼ばれる科目群を必修として受けないといけませんが、国立大学に在籍していて交換留学に行きたい人達は一年生の時がチャンスです。一般教養はすごい簡単なのでGPAは簡単にとれます。テスト前に頑張って詰め込んで勉強すれば、90点近く点数がとれるでしょう。僕は実際にほとんどの授業で85点ぐらいを取りました。

一般教養とは異なる専門科目は一般教養ほど簡単ではありません。いくら頑張って勉強しても目標の点数に近づけることはかなり難しいです。僕は一年生の時に専門科目の基礎科目をいくらか受講しましたが、そのどれも80点に届くことはできませんでした。専門科目のうち簡単な部類である基礎科目でさえ良い点数がとれないので、3,4年生で受けることになる専門科目の発展科目はもう手に負えないほど難しくなります。

専門科目で良いGPAを取ろうと思うと、土日も授業内容を復習するぐらいじゃないと無理だと思われます。(実際しんどかったですし、土日にも勉強するなんて馬鹿馬鹿しい...ってことで良いGPAを取ることはできませんでしたね)

特に一年生の時にめちゃくちゃ頑張って勉強すればとりあえずGPAを最低限保障できるので、交換留学を考えている人は一年生の時から動き始めましょう。

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成績以外にも必要なものがあります

成績以外にも必要な提出しないといけないものがあって、それは英語力の証明となる公式英語スコアです。交換留学の場合はTOEFL ibT, IELTSのどちらかが必要となります。

TOEFLやIELTSの勉強は目標のスコアにたどり着くまでにかなりの時間を要します。そのため、少しでも留学を考えている人は今すぐに勉強を始めた方がいいと思います。英語を勉強しておいて損はありません。経験談ですが、最低限必要なGPAを取ることよりも、留学に必要なTOEFLだったりIELTSのスコア獲得に向けた勉強の方がかなりしんどいです。

また、京都大学は交換留学の応募に際し面接はありませんが、僕の知る限り慶應だったり大阪大学は面接が課せられています。面接がある場合はしっかりと志望動機と留学先で何をしたいのか、具体的な留学計画を論理的に綿密に立てておけば、面接当日に緊張しない限り留学に行くことができます。

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頑張って下さい!

 

fin

 

  • この記事を書いた人

H.R.

京都大学に通っている現役の大学生です. 学生・英語学習者に有益な情報をアップしていきます. 経済学部で留学希望.(留学先は決定済み) 帰国子女や留学経験者に賞賛されるほどの英語力持ってます.

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